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第39回岡山県作業療法学会

市民向け講演会
本講演会は、学会のプログラムの一つとして開催する、市民の皆さまにもご参加いただける講演会です。
今回は、作業療法士でありながら脳卒中の当事者ともなられた先生を
お招きし、ご自身の体験を通して、脳卒中後の生活や社会復帰、そして
作業療法に期待される役割についてお話しいただきます。
専門職としての視点と当事者としての実感の両方から語られる、大変貴重な講演です。脳卒中やリハビリテーションに関心のある方はもちろん、ご本人、ご家族、地域の皆さまにもわかりやすく学んでいただける
内容です。
どなたでも自由にご参加いただけます。参加費は無料です。皆さまの
ご参加を心よりお待ちしております。
市民向け講演会について
11:10〜12:10
~当事者となった作業療法士の思いと
作業療法への期待~
演者
宮口英樹(高知健康科学大学)
座長
藤川 信(岡山県作業療法士会 会長/万成病院)
内観(自分の意識や状態の振り返り)は脳卒中回復に役立つか。
教育講演では、脳卒中患者の支援に携わってきた作業療法士が、自ら
脳出血の当事者となった経験を通して、この問いを検討する。発症直後
には、麻痺や注意障害といった機能障害だけでなく、外界が遠のく感覚、
自分の身体が思い通りに作動しない違和感、日常行為を支える注意の
エネルギー低下を体験した。回復期には、これらの主観的体験を見つめ、
言語化する内観が、障害の理解、身体像の再構成、現実的な目標設定、
意味のある作業への再接続を支えることを実感した。さらに、内観を
他者と共有することは、できるADLと実際の生活とのずれを調整し、
対人交流や職場復帰の場面で生じる不安や負荷を捉え直す手がかりと
なった。一方で、内観は主観にとどまるため限界もあり、支援者が患者の
語りを客観的に受け止め、外界との橋渡しを行うことが重要である。
内感を治療と生活再建、さらには社会復帰をつなぐ資源として捉え直し、
当事者経験からみた作業療法の役割と可能性について考えたい。
講演テーマ・講演内容
脳卒中患者の内観と社会復帰へのメッセージ
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